北海道方言研究会のホームページです。題字:小野米一

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会長挨拶

会長挨拶
 会長 菅 泰雄(すが やすお)

 1974年に発足したこの研究会は、40周年記念大会も無事終え、今年は42年目を迎えました。これまでずっと会長をつとめられ、会を牽引して来られた小野米一氏が、2015年度をもって会を退くことになり、この度、会長職を引き受けることになりました。どうぞよろしく御願い申し上げます。

 北海道の地で、北海道方言はもとより、他の地域の方言、社会方言、また広くことばに関心を持つ人のための開かれた場として、これからもささやかながら会の運営を進めてまいります。

 例会の開催、会報の発行など具体的な会の運営には、会員の皆様のご支援がなくてはかないません。なにとぞこれまで以上のご支援をくださいますよう御願い申し上げます。
(2016/04/10)
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初代会長のあいさつ

会長 小野米一

 北海道方言研究会のホームページに、ようこそおいでくださいました。活動の内容については、それぞれ関連のページをご覧ください。
 北海道方言研究会は「北海道のことば」について語り合うのはもちろんですが、日常のことばづかいの問題に始まり、ことばをめぐるさまざまの気づきや提案など、「ことば」そのものに関心を持っておられれば、どなたでも入会・参加できます。
 「北海道方言研究会」というなまえは、「北海道」に本拠地を置く「方言」の「研究会」という意味です。「北海道」は問題ないとして、「方言」よりも「ことば」とか「言語」とかのほうがよいのではないか、という意見が出されたこともあります。確かに、「方言」の問題に限らず、「ことば」に関することであれば、どんな話題でもいっしょに取り上げ、考えていこうという会です。ただ、「ことば」とすると、問題が漠然としすぎるとか、あるいは言語障害に関する会と間違われないかとか、「方言」という言い方にぬくもりと愛着が感じられるとか、さまざまなご意見をいただいて、けっきょく、「方言」という名称を使うことに落ち着きました。「研究会」というのも少し硬すぎるかもしれませんが、まあ看板ですから、そのくらいのところがよいだろうということになっています。「北海道・方言研究会」としてもよいのですが、名称として「・」を使うのもわずらわしい感じがします。そんなわけで、「北海道方言研究会」という名前がついています。
 北海道方言研究会は、現在、主に、二つのことをやっています。一つは例会の開催です。もう一つは『北海道方言研究会会報』の発行です。例会は今のところ1年間に5回程度、日曜日の一日を使って開きます。研究会ですから発表は研究発表と言いますが、実際には「話題提供」であって、それをきっかけに、さまざまに、ことばに関する話が沸騰、ということになります。発表者はいちおう会員ということになっていますが、例会へのご参加は自由ですので、どうぞ一度(でなく何度でも)、例会においでになってみてください。だいたい午前10時30分から午後4時ごろまで、札幌市北区民センター(地下鉄南北線「北24条」下車)で開いています。『会報』は年2回程度(今年度は9月ごろ1回発行予定)、発行します。例会での発表内容、本会の活動状況、さまざまのお知らせ、あるいは会員からのそのつどの投稿、「研究論文」などを掲載しています。
 北海道方言研究会の活動は、これからも、ささやかながら、続けて行きたいと思います。
 北海道のことば、あるいはことばそのものに関心をお持ちの方は、どうぞおいでください。お友だちもお誘いください。

テーマ:ことば - ジャンル:学問・文化・芸術

 あ、もう少しお付き合いいただけますか。
 北海道方言研究会は、1974年7月にたった3人のメンバーでスタートしました。2人ではちょっとさびしいけれど、3人集まれば何とかなるさ、と考えたのです。以後、会員は道内のみならず全国に広がり(20周年の記録に、会員125名、うち道外在住者39名とある)、例会も続けることができています。第100回例会(記念大会)は1993年10月に、北海道大学学術交流会館で開催しました。当日は、柴田武先生ご夫妻を始め、会員外の人を含めて50名を越える出席者があり、大盛会でした。あとの懇親会には、徳川宗賢氏(学習院大)、江川清氏(国研)もご出席、会員の加藤正信(東北大)、佐藤亮一(フェリス女学院大)、篠木れい子(群馬県立女子大)、陣内正敬(九州大)、山口幸洋(静岡大)各氏など、20名の参加がありました。今年の4月には第177回例会を開きました。
『会報』は1980年9月から発行を始め、第84号まで発行しています。第1号はB5判のオモテ・ウラ2ページ物でしたが、次第に4ページになり、8ページになりました。第67号(1998年6月)から現在の冊子体となりました。
例会はもうすぐ200回、『会報』も100号が近づきました。会自体は発足以来34年となり、まずは40周年を目標に活動を続けたいと考えています。地方の小さな方言研究会がこれだけ続いているのは珍しいと、実は全国的にも注目されています。
 北海道方言研究会では、これまでに共同で言語調査を行ったことがあります。1977年1月には道北の増毛町で、猛烈な吹雪に遭いながら、しかし地元の人々の温かいおもてなしにあずかった毎日でした。1979年1月には道南の松前町で、一転、南国の正月と新鮮な海の幸に恵まれて過ごしました。そして1989年1月には道東の釧路市で、雪は少ないがつるつるに凍りついた路面に足を取られながら、それでも楽しい調査でした。いずれも文部省(現文部科学省)科学研究費の交付を受けることができたのは幸いでした。
 1968~1970年度には、北海道教育委員会のもとで、文化庁の支援により、北海道各地方言収集緊急調査が行われました。地元の方々の自然会話を録音・収集し、後世への言語資料を提供しようというものです。(これは全国各都道府県で行われました。)北海道では4地点が選ばれ、五十嵐三郎先生が総括責任者、渡島管内椴法華村(担当石垣福雄氏)、檜山管内松前町白神(担当川内谷繁三氏)、空知管内新十津川町(担当白尾忠悦氏)、十勝管内豊頃町二宮(担当小野米一)ということで進めました。長時間の会話録音、テープ編集と文字化、解説・注記の作業が3か年にわたって行われました。担当者はいずれも北海道方言研究会の顧問または会員というわけで、本会としてはいささか誇りに思っています。
 北海道方言研究会では、いくつかの書物も発行しています。本会叢書第1巻は『共通語化の実態―北海道増毛町における3地点全数調査―』(1978年2月)です。増毛町での調査報告です。顧問2名と会員7名の名前が出ています。第2巻は『松前のことば―北海道松前町における共通語化―』(1980年3月)です。松前での調査報告です。顧問・会長・副会長などの役員名があり、また会則が付載されています。第3巻は『北海道のことば―五十嵐三郎先生古稀祝賀記念論文集―』(1981年4月)です。顧問をなさっていた五十嵐先生の古稀をお祝いする論文集で、亀井孝先生の序文、芳賀綏氏の回想記のほか、五十嵐先生ご自身のものを含む25編の論文が収められています。五十嵐先生にはことのほか喜んでいただけました。第4巻は『道南方言の研究―生業語彙を中心にして―』(1991年12月)です。1989年12月に54歳で急逝した川内谷繁三氏の、兵庫教育大学大学院修士論文を収載したものです。第5巻は『ことばの世界―北海道方言研究会20周年記念論文集―』(1994年12月)です。平山輝男氏、石垣福雄氏の巻頭論文2編に始まり、相澤正夫・青柳精三・飯豊毅一・池上二良・井上史雄・今石元久・上野智子・上野善道・江端義夫・荻野綱男・鏡味明克・小林隆・佐藤亮一・城田俊・陣内正敬・中松竹雄・野林正路・町博光・山口幸洋氏ほかの43編の論文、小松代融一・加藤正信・柴田武・寿岳章子・芳賀綏氏ほかの研究随想13編という、本会の20周年を記念するにふさわしい論文集が出来上がりました。
 このほかに、『おばんでした―北海道方言の旅―』(北海道新聞社、1987年3月)があります。これは中学生にも気軽に読んでもらえるようにと企画したものです。第3刷まで7000部発行しましたが、残念なことに、すでに絶版となってしまいました。
 これからも、ささやかながら、北海道方言研究会の活動を続けて行きたいと思います。
 北海道のことば、あるいはことばそのものに関心をお持ちの方は、どうぞおいでになってみてください。お友だちもお誘いください。入会していただけるとうれしいのですが、会員でなくても自由に見学することができます。

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